ダイエットに低GI食品は必要?立川のジムが本音で解説

一般的なダイエットに果たして低GI食品は必要なのか?GI値という言葉がダイエット界隈で注目されるようになって久しい。実際、パーソナルジムの現場でも「低GI食品を意識した方がいいですか?」という質問を受けることがある。しかしこの問いに対して、単純な「YES」「NO」で答えるのは難しい。

GI値(グリセミックインデックス)とは、食品ごとの血糖値の上昇度を示した指標だ。高GI食品は血糖値を急激に上げるため、インスリンの分泌を促進し、体脂肪の蓄積に繋がるという理屈から、ダイエット中は避けるべきとされる。しかしこのGI値、じつは単体の食品を空腹時に摂取した場合の数値であり、実際の食事では様々な食材を組み合わせるため、単体で考えるのは現実的ではない。

たとえば白米。GI値は高めで、ダイエット中は避けられがちだが、実際には食物繊維が豊富な野菜や、脂質・タンパク質を含む肉や魚と一緒に食べることで、血糖値の上昇は緩やかになる。つまり、食事全体としてのバランスが重要なのであって、白米自体が「悪者」というわけではない。

それでも「低GI食品」のメリットは無視できない。複数の研究により、低GI食品を日常的に取り入れることで糖尿病のリスクを低下させたり、体脂肪の増加を抑えたりといった健康効果が確認されている。国立健康・栄養研究所でも低GI食が2型糖尿病の予防に有効であることが報告されている。

ただし、注意したいのは「低GI信仰」に陥ること。たとえば最近では、「低GIチョコレート」や「低GIスイーツ」といった商品が人気だが、よく成分表を見れば脂質やカロリーは意外と高く、決してダイエット向けとは言いがたいケースも多い。結局のところ、どんな食品も“摂りすぎれば太る”という基本を忘れてはいけない。

自分自身の体験としても、過去に「低GI食品さえ選べば痩せる」と思い込み、オートミールを毎日食べ続けていた時期があった。ところが、量を考えずに食べていたせいで、むしろ体重が増加。結局、摂取カロリーが消費カロリーを上回っていたため、体脂肪が減るどころか増える結果となった。

また、コスパにも注意したい。確かに低GIをうたう食品は健康志向で魅力的に見えるが、その価格が通常の食品の2倍、3倍とするなら、長期的な継続は現実的でない。パーソナルジムで指導する際にも「健康とダイエットは長期戦」と伝えるようにしている。だからこそ、無理なく続けられる方法を見つけることが最優先だと考えている。

ダイエットを成功させる基本はシンプルだ。摂取カロリーと消費カロリーのバランスを整えること。それに尽きる。低GI食品はその手段の一つであって「唯一の正解」ではない。自分に合った食習慣を作るためのツールとして、柔軟に活用するのがベストだ。

実際にWAFFLE GYMでは、極端な糖質制限や「◯◯を食べれば痩せる」といったアドバイスは行っていない。継続可能な食事改善、運動習慣こそが結果を生む。たとえば、ある40代女性の会員様は、最初は「毎日玄米じゃないとダメですか?」と不安そうだったが、結果的には白米を含む食事でも適切なカロリー管理と運動を継続することで、3ヶ月で体脂肪率を−6%に成功している。

私たちトレーナーの立場としても、情報があふれる現代だからこそ、シンプルに「摂取と消費のバランス」を意識することが最も信頼できる方法だと感じている。無理のない範囲で低GI食品を取り入れることはおすすめできるが、それはあくまで選択肢の一つでしかない。

GI値を活かした食べ方のコツとしては、まず「順番」に気を配ること。食物繊維の多い野菜を最初に、次にタンパク質、最後に炭水化物を食べるだけでも血糖値の上昇を緩やかにできる。この「食べる順番」は、厚生労働省の健康情報でも推奨されており、WAFFLE GYMでも多くの会員に勧めている。

また、外食時に使えるテクニックもある。たとえば定食屋では「ごはん少なめ+サラダ追加」、コンビニなら「おにぎり+サラダチキン+わかめスープ」といった組み合わせが、血糖値コントロールにもつながる。こうした現実的な食事選びの積み重ねが、結局はダイエット成功の鍵となる。

一部のネット情報では「パンは全部NG」「果物は太る」といった極端な情報も多く見られるが、トレーナー目線から言えば、それらは短期的に体重を落とすことが目的であり、長期的な健康には結びつかない。果物にはGI値が低めなもの(リンゴ、グレープフルーツなど)も多く、食物繊維やビタミンを含むため、むしろ積極的に取りたい食品だ。

詳しくは以下の記事も参考にしてほしい。

まとめ

低GI食品は、血糖値の急上昇を抑え、空腹感を和らげるうえでは非常に有効なツールになる。ただし「これさえ食べれば痩せる」という考え方には要注意。ダイエットで大切なのは、極端な手段ではなく“継続できる方法”を見つけること。

WAFFLE GYMでは「完全担当制」によって一人ひとりの生活スタイルや好みに合わせた食事・運動指導を行い、「低価格」で高品質なサービスを提供しています。「独自のメソッド」で無理なく継続できるからこそ、どんな方でも安心して通える環境を整えています。

立川で自分に合ったパーソナルジムを探しているなら、ぜひ一度WAFFLE GYMをご覧ください。詳細は公式サイトへ。

店舗情報

パーソナルトレーニングジム WAFFLE GYM 立川店

立川 パーソナルジム

東京都立川市柴崎町6-16-8 ライジングビルB1F

多摩モノレール「柴崎体育館駅」徒歩1分 / JR「立川駅」南口徒歩12分

TEL: 042-508-2873

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