トレーニング後のプロテイン摂取は、筋肉の回復と成長に欠かせない習慣として広く知られています。しかし、プロテインと共に糖質(デキストリンなど)を摂取することで、インスリンの働きが促進され、筋タンパク質合成(MPS)がさらに効率的になるという説があります。
この主張は本当なのでしょうか?最新の科学的研究をもとに検証してみましょう。
インスリンと筋タンパク質合成の関係
インスリンは、血糖値を下げるだけでなく、筋肉へのアミノ酸取り込みを促進し、筋タンパク質合成をサポートするホルモンとして知られています。一部の研究では、糖質を同時に摂取することでインスリン分泌が増加し、筋タンパク質合成が促進されると報告されています。しかし、これらの効果は糖質の摂取量やタイミング、個人の体質などによって異なる可能性があります。
参考:Insulin and Protein Metabolism
ホエイプロテイン単体での効果
興味深いことに、ホエイプロテイン単体の摂取でも、中程度のインスリン上昇(15~30mU/L)を引き起こし、筋タンパク質合成を最大化するのに十分であると示されています。これは、ホエイプロテイン自体が高い生物価を持ち、必須アミノ酸を豊富に含んでいるため、糖質を追加しなくても効果的に筋肉の合成をサポートできることを意味します。
参考:Whey Protein and Insulin Response
糖質追加が有効なケース
では、糖質の追加が全く不要かというと、そうではありません。特に、連日のハードなトレーニングを行っているアスリートやフィットネス愛好家にとって、筋グリコーゲンの回復はパフォーマンス維持に不可欠です。このような場合、プロテインと共に糖質を摂取することで、筋グリコーゲンの補充が効率的に行われ、次のトレーニングに備えることができます。
したがって、トレーニングの頻度や強度、個人の目標に応じて、糖質の追加を検討することが重要です。
参考:Carbohydrate and Muscle Glycogen Recovery
実際の摂取方法と注意点
プロテインと糖質を同時に摂取する場合、以下のポイントに注意すると効果的です。
- タイミング:トレーニング前後が効果的とされています。
- 糖質の種類:デキストリンやマルトデキストリンなど、吸収が速い糖質が適しています。
- 量:体重やトレーニング内容によりますが、一般的にはプロテイン20~30gに対し、糖質を同量程度追加することが推奨されます。
ただし、糖質の過剰摂取は脂肪増加のリスクもあるため、自分の活動量や目標に合わせて調整することが大切です。
まとめ
プロテイン摂取時に糖質を追加するかどうかは、個人のトレーニング内容や目標によって異なります。ホエイプロテイン単体でも筋タンパク質合成を最大化する効果が期待できますが、連日の高強度トレーニングを行う場合や、筋グリコーゲンの迅速な回復が必要な場合には、糖質の追加が有効です。自分の身体と相談しながら、最適な栄養摂取を心がけましょう。
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